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G's voice

英会話カフェを経営している男が、それとはほぼ無関係な事を酔った勢いで、無責任に書くコーナー。途中からまじめに小説家を目指すに至る。
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第三次AIブームについて
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    第三次 AI(人口知能)ブームについて

     

     

     最近ここかしこでAIと言う言葉を聞く。これはどうやら第3次AIブームらしい。そもそもAIと言う言葉が提唱されたのが、1950年代だから、かれこれ60年以上も探究されている分野だ。

    AIと言うと、一般的には人間の形に近いロボットが連想される様だ。ブームの一つのきっかけ的出来事は、ソフトバンクがフランスの某会社と提携して、感情表現を理解するロボットを発売したり、囲碁の世界的名人がAIに負けたりした事などがあるだろう(1997年に既にチェスの世界チャンピオンがAIに負けているので今さらと言えるが)。

     GoogleやFaceBookが力を入れているのも大きい。きっと大きな可能性があるのだろう。さらに、著名な学者たちがAIの開発に対して危険信号を発している。かのホーキング博士も「AIは人間が最後に開発する、自分たち自身を滅ぼす機械だ」みたいな警笛を鳴らしていると言う。人間を越える知能はいずれ人間を滅ぼす、と言う事か。

     それを受けてかどうか分からないが、Googleなどの開発会社は、如何に安全なAIを作り出すかと会議を重ねている。

     僕はこの分野に大して知識もないし、仕事的にもほぼ関係ないのだが、一応それなりの意見は持っている。「また来たか」と思う反面、やはりけっこう気にしているのだ。今度こそ本物かも知れない、と。

     

    *

     

     僕の意見を簡単に一言で言えば、

     

    「AIの開発で人間は楽にならないし、最終的に危険」

     

     だ。

     開発者は人間を楽にするために考えている積りだろうが、結果ますます人間は大変で、忙しくなっていくのではないかと言う部分もある。PCが出来て大変便利になったが、人間は全く楽になってはいない。もちろん100年前と今とでは、今の方がはるかに「豊か」ではある。しかし、社会そのものと個人を相対的に見て、むしろ忙しくなったり複雑化しているのではないか。どんなにAIが人間に都合の良い様に設計されても、結果的に人間社会はより複雑になり、ちっとも楽にはならないのではないだろうか。つまり言い方を変えれば、自動で沢山の事が処理できると言う事は、楽になるのではなく、物事に掛かる時間が縮まるだけ、つまり時間の流れが速くなるだけの話ではないか。

     これはあくまで、PC以前、PC後を考えた想定である。


     

     そしてもう一つ、忘れてはならない事に、便利な反面の危険が当然出てくる。ちまたで言われている様な、AIがすごく頭がよかったら人間を征服しようと思うのでは、などと言う陳腐な事ではない。AIの反乱などと言う事は考えていない。しかし、いずれ重大な間違いを起こすに違いない。

     博士たちの意見は良く知らないが、僕はAIをいくら開発しても、総合的に人間を遥に超える頭の良い単体が沢山はできるとは思っていない。つまり、それ自体は大して脅威でも何でもない。人間の身の回りの世話をする的なロボットは幾らでも作って欲しいとは思う。思い出せばソニーのアイボなんかもAI搭載ロボットと謳っていた様な。

     そんな事を考えていたら、第二次AIブームの時に持てはやされた、ニューロコンピュータ(ニューラルネットワークの初歩)が思い出された。


     

    *


     

     30年ほど前に、人間の脳のシナプス構造を真似たコンピュータが日本でも具体化されて、一躍脚光を浴びた。人間の脳のシナプスを模倣する事に関しては、現在のAIの基となる考え方だ。その頃やはり大手のPC関連の会社はこぞってその開発に力を入れた。しかし、その構造があまりに小さなものだった(人間のシナプスの億の世界には全く届かなかった)ため、結果として大した事も出来ないコンピュータしか作れなかったのだ。つまり、実用化には至らなかった。しかし、今のAIは構造が大幅に拡張されていて、階層構造も深く、ディープラーニングと言われる限りなく創造に近い結果を出せる学習ができる構造を持っていると言う。


     

     ここで、30年前に作られた、もっと単純なニューロコンピュータの話の続きだが、ある会社が全く同じものを5台作る(確か富士通の実験だったかな)。この手のコンピュータは学習を必要とするので、研究者は同じ課題を与え、同じように学習させる。しかし、注目すべきは、5台のコンピュータが全て同じ学習内容を終えた時、違った知能レベル(性能)を持つと言う事が分かったのだ。この実験結果を元に現在のAIのディープラーニングの構造を考えると、頭の良いヤツ以外に、大変なバカ所か、気違いAIや、変態AIが出来る事も想像に遠くない。


     

     これと同様の事がまず起こるはずだ。頭の良いAIとバカなAI。さらに、ニューロコンピュータよりはるかに人間の知能に近いとしたなら、人間に良いヤツ、悪いヤツ、がある様に、(人間性が?)良いAI,悪いAIが出てくるに違いない。間違いなく悪いAIは人間に害を及ぼす。現在のAIからしたら、全く単純極まりない僕らが使っているPCにしたって、ちゃんと思った通りに動かず、暴走したり固まったりで(要因がいろいろあったとしても)100%信頼なんて出来ないのだからこれは必至だ。しかも、そのAI単体が例えば電池で動いているなら、電池切れで突如停止する。
     

     もっと明らかにあり得るのは「人間の悪意」である。現在でもPC, インターネット上でハッカーやらサイバーテロなど問題はいっぱいあるのに、そんな奴らがAIを手に入れたら現在のテロリストどころの騒ぎではない重大な事を起こしかねない。現在のテロリストだって核開発は無理でも、優秀なAIを作る事は可能だろう。


     

    *


     

     コンピューターと人間の最大の違いは、と言うと人間は、


     

     \犬物である 感情がある A和の蓮柄瓦新しいものを創り出す力)がある

     


     となると思うが(計算や運動はどちらも出来る)、,鉢△鰐亙錣浪椎修澄しかし、は未だ出来ていない事ではないかと思われる(AIに絵画を描かせたら、ピカソを越える絵を描いたとかの話を聞いたが、誰がそんな事を決められるのか?)。

     

     理由は、人間にはあやふやな認識能力があるからだと思う。あやふやな記憶が組み合わさって、そこに本人の創造力(ここがブラックボックスと言うか、化学反応的な部分)が加わり、全く新しい物を生み出す。

     機械は正確に記憶する。だからちょっとでもデータと違っていたらそれは違うと認識する。例えば、人間の「あし」を教えたコンピュータは、机の脚を「あし」として認識できない。そこが今までの大きな壁だった。まあこの程度は解決されているだろうが、きっと多くの類似する問題があるはずだ。

     そこで、これは50年前から30年ほど前だが、ファジー理論が確立された。「あやふや」な認識を数値化して、結果を出すものだ。世界的に一時期は持てはやされたが、今はすっかり日陰(但し実利用はされている)に入ってしまった様だ。実際実用化されはされたが、流行で終わった。ファジィ理論はほぼ表舞台から消えた。


     

    *


     

     あやふやな認識能力と創造力にはとても大きな繋がりがあると思う。人間のみに与えられたこの力を、AIがそれを人間の様に化学反応的に創り出す日が来るとしたなら、その時人間は自分たちの存在意義を再確認しなくてはならないだろう。しかし、それは無いだろう。機械は全て模倣に過ぎないと言うのが私の持論だ。

     AIやその他未来への事への開発を止めるのは不可能だ。ただ、それらの使い方を間違えると大変な事になるし、強力なツールであるとしたら、悪意のある人間の強力な武器にもなると言う事は忘れないで欲しい次第である。

     「AIが反乱を起こし、人間を滅ぼす」と言うSF作家みたいな非現実的な考えは、有害無益と言い切る。

     

    (※完全なる素人の意見です。)



     

    (了)



    PS 

     

     AIと人間との戦争なんて映画もすぐ出来るんじゃないかな(多分くだらない内容)。昔は米ソの冷戦の脅威、少し前なら宇宙からの侵略。最近はテロとの戦い。次は我々が創り出したAIとの戦い、みたいに相手は違えど、ストーリーは全部同じ。最後は愛。
     

    (そう言った捻くれた事言うのは、あなたが愛に満たされていないからじゃないの?)

     

     そう思った方がた。・・・そのとーり!愛、ゼロ。トホホ。。。


     それはともかく、映画の話で、もしかして最後は天の神様がそれを見ていて、人間はなんて愚かなのか、と涙を流しながら滅び行く人間たちを見ている、なんてエンディングになったらちょっとは面白いかも。

    (神様は僕らを見守るだけで、別に人間の味方だとは思ってないし)

     

    その他諸々の次に続く

    | その他諸々 | 21:51 | comments(2) | - | - |
    なかなか力作ですね。

     ところで、もう「Attack on titan」のアニメは、ご覧になりましたか?
     あと,「教育とは何かの問題ですね。」

    答えのある問題を解く教育は、もう役に立ちませんね。むしろ有害です。答えを「発見する或いは想像する」ための手助けをするのが、これからの教育でしょうね。

     おそらくAIには、その能力はないし、現在の人類の90%は、またその能力はないでしょう。ただ未来のことは、わからないということを人間は知っています。AIには、その能力は、ないと私は思っています。以上
    | katumi Shibata | 2016/07/03 11:04 PM |

    さらに考えると、僕らオッサン達は「そんな事出来っこない」と古い概念で言いがちですが、歴史は常にそれを破って進んでいるので、僕の考え方も古いのでしょう。
    | yada | 2016/07/11 12:23 AM |