RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

01
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

G's voice

英会話カフェを経営している男が、それとはほぼ無関係な事を酔った勢いで、無責任に書くコーナー。途中からまじめに小説家を目指すに至る。
その1 48歳オッサン、ビギナーサーファー始めました。
0

    48歳オッサン・ビギナーサーファー始めました」

     

    その1「メタボの果てに」

    ***この話は、G-FLEX CLUBと言う英会話カフェを運営している矢田 剛なる人物が、藤沢に新規出店の時に、海が近いし「サーフィンやりてぇ」と思い、メタボ対策のために、唐突にサーフィンを始めた物語です。***

    G-FLEX CLUB」の事を全く知らない人の為に、この話のバックグラウンドについてお話ししよう。

    G-FLEX CLUB」と言うのは、英会話カフェで外国人と予約とかなしで気軽に英会話が出来る、安い英会話スクールみたいなものだ。横浜駅近くでそれを経営する矢田剛なる人物が主役で、彼はその英会話カフェを10年以上やっている。

    G-FLEXへのリンクはこちら。

    自分の会社を始めてからと言うもの、仕事とビール、焼肉、ラーメンにまみれる生活と年齢もあって、いわゆるメタボ寸前なのだった(メタボの規定はウエスト85センチ。矢田の公称78センチだが、実際には83センチ)。

    過去何度かジムに行ったが続かない。ジョギングとかを黙々とやるのはどうも性に合ってなさそう。

     

    つまり、楽しみながら、カッコよくメタボ対策は出来ないものか。

    そして、丁度藤沢駅前にスクールを出店した事も手伝って、まだやった事のないサーフィンに挑む事を決意するのだった。海を考えた場合、サーフィンが最高のスポーツに違いない。そもそもカッコいいしそれほど金も掛からない。

    48歳。独身(バツイチ、子ども無し)。

    ++
    何をするにも遅すぎる事はないのだ。

    ++

    *

    48歳オッサン、メタボ対策でサーフィンに挑戦の巻」

    *

    通常この年齢で運動不足解消と言えば「ジム」が定番だが、過去に何度も続かなくてやめている。何というか、初めだけ張り切るけどだんだん面倒臭くなって行く。つまりそもそもわざわざ行きたいと思えない。だから楽しめる運動がしたいと思っていた。

    かと言って、サッカーのチームに入って週末プレーとか絶対ケガをしそうだし(と言うかそもそも社会人サッカーの経験が全く無い)、また土日は仕事的にまず休めない。

    せっかく藤沢に来ているのだから、海で何かやりたい。と言ったら・・・。

    ・・・そう、サーフィンだ。それしかない。あの若者のスポーツ(と言う先入観がある)。

    実を言うとむかーしむかし、ウィンドウサーフィンはやっていた。しかし、今の会社の資金を作る為にワゴン車を売ってしまって、その後23年後には、もうやる事はないだろうとボードも道具も全部捨ててしまった。また始めようにも車が無いし、そもそもウィンドウサーフィンは準備も後片付けも面倒くさい。

    10年くらいウインドゥをやっていたくらいなので、海へ行く事は大好きなのである。ただ普通のサーフィンは、サーフィンの種類には違いないが、やる事は全く違う。サーファーにウインドウサーフィンをいきなりやらせても、多分出来ないだろう。

    でも、同じ海。ボードの上に乗るスポーツだ。

    と言う事で、48歳オッサン・ビギナーサーファー誕生を目指す事にしたのだ。
     

    *
     

    若い頃の僕は、決めるとほとんど何も分からないまま、ただ飛び込む事が多かったのだが、現在はさすがに歳を重ね、まずは情報収集から始める事にした。

    でも結局、どこがボードは値段が安いかとか、ウェットスーツがここがおトクだとか、つまり値段ばっかり。

    本来は身の回りで経験者を探して、色々聞いたりするべきなのだが、何せサーファーが周囲にいない。(お客さんには結構いるのだが、聞きづらい)

    と言うか僕の悪い癖で、何か新しい事を始める時点で既に「俺流」に拘ってしまうのだ。人から教わろうと言う気が全くない。自ら学ぶ、って言うか先生苦手。上司とかも苦手。自分より上のレベルの人間が苦手と言う正に社会では生きにくい性質なのだ。それでとんだ遠周りをしている事も、もう僕の直すことの出来ない「癖」なのだろう。

    だから結局、行き着く所へ来たと言うか、自分で会社をやっているわけだ。
     

    *
     

    結局ネットでウネウネ調べていても埒が明かないと言うことで、海に行ってサーフショップを周ろうと思った。

    計画では、自転車にキャリアを付けて海までヤッコラヤッコラ走ろうと思っていたが、今回はまずは電車で。江の島近辺は、ごみごみしたイメージがあるので、鵠沼海岸で降りた。
    しばらく地図を見ながら歩くと、あるホテルの前。

    (・・・おお!何と懐かしい)

    像の門が僕の記憶を呼び覚まさせた。その昔付き合っていた彼女と入ったラブホテル発見!頭の中は
    10年前にタイムトリップ。

     

    それはともかく、時間が遅すぎたのか(夕方5時過ぎくらい)、ほとんどのサーフショップは閉まっていた(と言うかいかにも片付けています風に掃除とかしてたり)。

    せっかく来たので、せめて一軒でもと思い、店に入ってみた。

    そこは小さな店で、店長みたいな人が、業者らしき人の応対をしていて、突然入ってくる僕をチラリとも見ようとしない。

    (普通、こう言う時ってお客さん優先じゃね?)

    仕方がなく置いてあるボードを見て、値段を見て、同じ風なのになんでこんな値段が違うんだろうとか考えていたら、

    「何かお探しですか?」

    ようやくその店長らしき人が話しかけてきた。たぶん僕より少し年上の50過ぎくらいの感じか。
     

    「え、いや、これから始めようと思ってるんですけど・・・メタボ対策で」
     

    やはり48歳ビギナーの壁は高い。いちいち始める為の言い訳を付けないとヘンな奴に思われそうに感じた。

    その後、いくつかの質疑応答が交わされ、僕が、

    「スクール受けて見たいんですけど、お幾らくらいですか?」

    と聞くと、

    2時間で5千円ですね」

    と言う。

    「マンツーですか?」

    曜日によるけど、と僕を見た。

    「あ、僕月曜しか来れないんですよ。来週の月曜とかどうですか?」

    「あ、一週間後ね。今日インストラクター休みだから、また連絡くれますか?」

     (え?ビジネスチャンスじゃね、これ。これ逃したら多分もう来ないよ。)

     僕は自分の経験上思ったが、

     「あの、23日前に連絡してくれれば大丈夫だから」

    とあまり商売熱心ではない。「48歳ビギナー = 面倒臭い客」に思われたのだろうか?金はあるのに。

    とにかく、辺りはもう薄暗くなっていた。帰るしかない。

    *
     

    次に海を訪れたのは、翌週の月曜日。

    今度は本番さながらに、藤沢から自転車で海に向かった(もちろんボードは持っていないが)。

    地図はざっくり頭に入っている積りだった。昔は車でさんざん行き来したルートだし。とにかく藤沢の西に行ったら国道に出て、その国道沿いに行けば海に出られる。

    エネルギー補給の為に、こてこてラーメンを一杯食べ、いざ出発。

     

    国道らしき道路に着き左折。が、そこに思わぬ壁が待っていた。

    車で何度か通っていた、電車の線路を越える陸橋みたいな道路に、自転車が通行できないとその時知った。(ガーン!)

    一つの事を成し遂げようとすると、そこには必ず困難が待っている。とにかく、すんなり行く事はあり得ないのは解っていたけれど、こんなにすぐに・・・。
     

    その結果、とにかく海まで行ける道を探そうと、動物的感を頼りに細い道を走った。
    藤沢から江の島、鵠沼までの細い道は大変複雑で、本当に狭い。とにかく迷うのも勉強だ、と思い、地図にはあまり頼らず、あっちこっち行っては戻り、迷い、一応地図で確認、また迷い、と繰りかえした。その内にあたりが暗くなり始めた頃、ようやく海に辿り着いた。

    その時点でかなり疲労困ぱいで、何とか海まで到達できた安心感とともに、「これから帰らないければならない」と言う事実に気が付いた。

    そこでチャリがパンクでもしようものなら、僕は泣いたかもしれない。。。

    とにかく一休みはしようとマクドナルドに入ってアイスコーヒーを一杯。

     

    帰りは幸運な事に、藤沢行のバスを発見。その後を必死に追いかけて迷わず帰ることができましたとさ。

     

    | サーフィン | 22:53 | comments(0) | - | - |